日本最大級のポータルサイト「ヤフー!ジャパン」を運営するヤフー(東京)は17日、同サイトの利用者IDを管理するサーバーに不正アクセスがあったと発表した。最大で全体の約1割にあたる約2200万件のIDが、外部へ流出した可能性があるという。
同社によると、不正アクセスがあったのは16日午後9時ごろ。確認したところ、サーバー上にIDのみを集めたファイルが作成されているのが見つかった。このファイルが外部に流出したかどうかは確認できていないが、外部との通信量からみて「流出した可能性も否定できない」(同社広報)という。ファイルにはパスワードや、パスワードを忘れたとき必要な「秘密の質問」などの情報は入っていなかった。同社は利用者に安全対策を強化するよう呼びかけている。
同社では4月2日にも不正アクセスが発生し、監視体制を強化したばかりだった。社内で再発防止策を徹底するとしている。
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